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車載カメラを利用したモバイル通信にMVNOを活用する

車載カメラを活用して、車の運行管理を行う事業者が増加しています。
タクシー業界やバス業界などは積極的にドライブレコーダーの設置を行い、事故の未然防止や、万一の際の事故対応、更には渋滞情報などに活用しています。これらの情報をやり取りする際に利用されているのがiotやm2mと呼ばれる技術です。

iotはモノのインターネットという意味ですが、例えば車載カメラと企業のコンピュータを接続して、リアルタイムで、運行状況や、乗降客の情報を収集できます。
データの送受信と処理に人が関わらず統計的に自動で処理する方法もあり、これをm2mと読んでいます。

ところでそれぞれのデバイスをどのように接続するのでしょうか。
移動中のデバイスと管理するサーバーやコンピュータなどと接続するには、モバイル回線が必要になります。この際に活用されているのが、携帯電話事業者の通信網です。
携帯電話事業者は全国に張り巡らした移動通信網を所有しているため、全国どこでも携帯電話の電波が届くところであれば、リアルタイムで情報の送受信ができます。

ところで携帯電話事業者が提供するモバイルサービスはコスト面での課題があります。
個人で契約している場合、1人あたりの費用が1万円を超えることも珍しくありません。
そうなるとすべてのデバイスにモバイル回線を付与すると、相当なコストが発生します。これを抑えるためにiotやm2m向けのプランが登場していますが、それでもかなり割高です。

そこでMVNOを利用する事業者が増加しています。
MVNOは従来の移動通信網を活用し、割安な料金でサービスを提供しています。
例えばMNOが提供する料金の3分の1~10分の1程度の値段でサービスが利用できます。これならiotを積極的に導入しようとする企業が増加するはずです。

事業者向けの割安なプランも続々登場し、回線数もiotの機器数に合わせて柔軟に変更ができます。こうしたサービスを活用することで、今後よりきめ細かいサービスが期待できます。

<参考>OCN モバイルONE for business https://www.vpn-mobile.com/