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MVNOによる割安な通信がiotを促進する

iot技術の進歩により、さまざまな場面でインターネットに接続する必要性が増大しています。
例えばデジタルサイネージにSIMカードをセットして、最新の広告をサイネージ上に表示するといったこともできます。
ところで、すでにインターネット回線があり、無線LANで接続できる環境であれば、iot機器を接続するのに問題はありませんが、場所によってはインターネット回線を引けないところや、常に移動する環境の場合、常時ネットに接続するのは簡単ではありません。

そのような場合に役立つのがモバイル回線です。モバイル回線を利用すれば、iotやm2mがどこでも利用できるため、さまざまな場面で活用することが可能です。
ただモバイルデバイスを用意したり、モバイル回線契約をしたりする際に問題になってくるのがコストです。
一般の携帯電話会社(MNO)と契約する場合、どうしても通信量が割高になってしまい、多くのデバイスを運用する際にコスト面での支障が生じます。

コストを抑えつつ、モバイルデバイスを介してiotやm2mを導入する場合、考えたいのがMVNOです。MVNOとはMobile Virtual Network Operator(仮想移動通信業者)の頭文字から取られた造語です。
携帯電話通信網などのインフラは一般の携帯電話事業者(MNO)が整備し、その回線網を借りて通信サービスを提供する事業者のことを指します。

MVNOは個人向けのサービスに注目が集まり、多くの新規参入が起こりました。結果的に価格競争により、割安な値段でモバイル接続ができるようになりました。
近年MVNO事業者は事業所のiotなどの活用事例に注目し、法人向けのサービスにも力を入れるようになりました。

MVNOなら割安な接続料で例えばPOSレジの売上などの情報を瞬時に本社に送信することが可能です。
店舗の売上アップや人件費の節約にもつながるため、新たなビジネスツールとして、注目されています。
個人向けだけでなく、法人向けが整備されることにより、競争による割安な通信が可能になったのです。