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iotとm2mの普及に貢献するフルMVNOとは

iotやm2mの普及に合わせて、MVNO各社もそれぞれのネットワークに対応する新たなサービスを提供しています。
その中でも注目されているのがフルMVNOです。
フルMVNOというのはこれまでのMVNOよりもサービスの範囲が広がり、より広範囲なネットワークサービスが提供できるようになります。
現在MVNOはフルMVNOとライトMVNOの2種類に分かれていますが、iotやm2mにより適切に対応するMVNOを探す場合、判断の材料になります。

<参考> 法人向けOCNモバイルサービスのフルMVNO

これまでMVNOはMNOが所有する無線設備に加えて、コアネットワークと呼ばれるネットワークサービスも借り受けていました。
これまでの運用方法ではMNOの一部のような扱いになることから、例えばモバイルデバイスにはMNOのネットワークが表示されています。

ところがフルMVNOになると、この部分に大きな違いが現れます。自社でコアネットワークを準備することから、今までよりもより自由な運用が可能になります。
またモバイルデバイスに表示されるネットワークがMNOではなくフルMVNOになります。

フルMVNOになることにより、契約面での柔軟性も出てきます。
例えば回線が開通するまでの作業にMNOが関わらなくなるため、よりスムーズな契約が可能になります。加えてSIMカードもこれまでの物理SIMにくわえて、eSIMを利用することもできるようになり、対応するモバイルデバイスの幅が更に広がります。

eSIMが利用できるようになれば、SIMカードが挿入できないモバイルデバイスでも、モバイル通信ができるようになるので、iotやm2mによるコントロールがよりしやすくなります。事業者にとっても、ユーザーにとっても双方に益があるので、今後の発展に大きく寄与することになります。

具体的には、デバイスをより小型化することができるようになり、iot社会の実現がますます加速します。MVNO事業者を選ぶ場合には、eSIMに対応した事業者を選ぶという選択肢もあります。法人にとっても、この選択肢は非常に魅力的で、今後更に対応する事業者が増えることが期待されています。